強膜レンズとは
強膜レンズは、角膜(黒目)ではなく強膜(白目)で支える直径の大きいハードコンタクトレンズで、一般的なハードコンタクトレンズより大きく、角膜をドーム状に覆うように装用するレンズです。
角膜に触れにくい設計で、角膜とレンズの間に涙液がたまる(涙液プール)ことで、見え方の改善だけでなく眼表面の保護にもつながります。また、角膜形状が不正な場合でも、レンズ下の涙液が“なめらかな屈折面”の役割を果たし、不正乱視の矯正が期待できます。
このような方におすすめ
- 円錐角膜などで、眼鏡や通常のコンタクトでは見え方が十分に出にくい方
- 角膜移植後などで、従来のレンズだとフィッティングが安定しにくい方
- 強い不正乱視があり、視力矯正の選択肢を広げたい方
- 重症ドライアイや眼表面のトラブルがあり、眼表面の保護も重視したい方
強膜レンズのメリット
- 角膜に接触しにくい設計なので、装用感が改善することが期待できます
- 不正乱視の矯正により、視力の改善が期待できます
- レンズ下の涙液プールにより、角膜上皮障害の改善や眼表面の保護が期待できます
注意点・デメリット
強膜レンズはメリットが大きい一方で、以下の点に注意が必要です。
- 角膜への酸素不足(低酸素)には注意が必要で、装用時間やレンズ選択、定期検査が重要です。
- レンズの取り扱い(装着・取り外し、衛生管理)に慣れが必要です。
- 自覚症状がなくても眼障害が進行することがあるため、眼科での定期検査を受けてください。
診察・作成の流れ
① 診察・適応判断
角膜の状態、涙の状態、現在の矯正状況などを確認します。
② フィッティング
試用レンズ等でフィットや見え方を評価し、レンズ設計を検討します。
③ 装用練習
安全に使うため、装着・取り外し、ケア方法を確認します。
④ 定期検査
見え方、レンズ状態、眼表面の状態を継続的にチェックします。
※①~③の試用レンズでの検査では3時間程度装用していただき、見え方や装用状態を当日中に確認します。
※装用状態に問題があれば 試用レンズを変更し、再度装用テストを行います。
※装用テストの際は半日~1日ほどお時間をいただきます。
※注文後から納品まで約1ヶ月ほど期間を要します。
費用
| 片眼(1枚) | 両眼(2枚) | |
|---|---|---|
| 強膜レンズ | 99,000円(税込) | 198,000円(税込) |
※半年間保証 1回分の交換保証付き
よくあるご質問
強膜レンズはドライアイに有効ですか?
レンズ下の涙液プールにより眼表面の保護が期待でき、症状の軽減につながるケースがありますが、原因や重症度によって適応は異なります。 診察で眼表面の状態を評価し、点眼や他治療との組み合わせも含めて検討します。
つけ外しは難しいですか?
通常のコンタクトより大きいため、最初は装着・取り外しに練習が必要です。 ただし手順を覚えれば日常的に扱える方が多く、無理のない方法を確認しながら進めます。 衛生管理は特に重要なので、自己判断でケア用品や方法を変えないことが大切です。
定期検査は必要ですか?
必要です。装用中は自覚症状が乏しくても眼障害が進行することがあるため、医師の指示通りの受診が安全につながります。 見え方が安定していても、レンズのフィット具合や眼表面の状態、装用時間が適切かを定期的に確認します。
ご予約・ご相談
強膜レンズは「見え方の改善」と「眼表面保護」の両面から、これまで選択肢が限られていた方の助けになる可能性があります。
「円錐角膜で見え方に困っている」「通常のコンタクトが痛くて続かないけど手術は怖い」「眼表面のトラブルで悩んでいる」などのお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。
