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視界がまぶしい(羞明)

直射日光などの強い光を目にするとまぶしさを感じますが、目の病気が原因となりまぶしさを感じやすくなることもあります。
また、生活習慣が原因となってまぶしさに過敏になることもあり、その場合は目に負荷がかかっているサインとなります。
生活習慣によってまぶしさを感じやすくなっている場合は、セルフケアによって改善することが期待できますが、目の病気が原因となっている場合は眼科での適切な治療が必要です。

まぶしさを感じやすくする病気は、進行すると日常生活に大きな支障をきたすものもあるため、放置せず眼科を受診しましょう。

以下のような症状はありませんか?

  • 日差しや、夜間の光を以前よりまぶしく感じる
  • 快晴の日に外に出るとしばらく目がくらんで何も見えなくなる
  • それほど強い光ではないのにまぶしく感じる
  • まぶしくて視界がぼやける
  • 強い光で涙が出る

など

まぶしさの症状を起こす疾患

白内障

白内障とは、目の中のレンズのような役割をする水晶体が濁ることで、視力の低下や視界がぼやける、視界がまぶしいなどの症状を引き起こす病気です。
加齢によって発症することが多いです。
進行速度はゆっくりとしており、手術によって回復が可能ですが、急激に進行する場合もあるため、症状に気が付いたらできるだけ早く眼科を受診しましょう。

白内障

ドライアイ

ドライアイとは、様々な要因によって涙の分泌が不安定になり、角膜が乾燥して、目の表面に傷がついたり、目の疲労感や目のゴロゴロ感を引き起こす病気です。
ドライアイは放置すると、乾燥によって生じた傷から細菌が感染したり、視力低下を招くことがあるため、症状に気が付いたら眼科を受診しましょう。

睫毛乱生・内反(逆さまつげ)

逆さまつげによって目の組織に傷がつくと、まぶしさを強く感じたり、目の異物感、目の痛み、目のかゆみ、目の充血、涙が増えるなどの症状が起こります。
逆さまつげは目の病気を引き起こすリスクを高めるため、眼科を受診しましょう。

角膜炎・結膜炎

黒目の表面に炎症が起こる角膜炎や白目の結膜に炎症が起こる結膜炎では、視界のまぶしさや目の痛み、目のかゆみ、目の異物感、目の充血、涙が増えるといった症状を起こします。
角膜炎は視力低下を招くことがあるため、完治するまで治療を受けましょう。

ぶどう膜炎

ぶどう膜に炎症が起こると、視界のまぶしさや目の痛み、目の充血などの症状が起こります。
ぶどう膜炎は原因が様々で、長期間の治療を要することが多いため、注意が必要です。再発を繰り返すと、視力障害につながる合併症を引き起こすこともあります。

ぶどう膜炎

網膜色素変性症

網膜色素変性症とは、網膜の視細胞の杆体細胞という暗所での物の見え方や視野の広さに関係する細胞に障害をきたす遺伝性の病気です。
夜盲や視野狭窄、視界のまぶしさなどの症状を起こし、進行すると視力低下を招きます。

網膜色素変性症

片頭痛

片頭痛によって、弱い光をまぶしく感じるようになることがあります。

受診の目安

急に視界がまぶしく感じるようになったり、弱い光をまぶしく感じる状態が続く場合や、まぶしさ以外に併せて目の痛みなどの症状がある場合には眼科を受診してください。

また、受診の際にはまぶしさの症状が起こり始めた時期を伝えると診断が付きやすいため、覚えている場合は受診前にメモしておきましょう。

まぶしさの症状を起こす生活習慣と対処法

視界がまぶしく感じる症状や、まぶしくて涙が出る症状は生活習慣が原因となっている場合があります。
まぶしさに過敏になるのは目が疲れているサインですので、しっかりと目を休め、目のケアをしましょう。

不適切なコンタクトレンズの使用

コンタクトレンズを適切に使用しなかったり、十分なケアを行えていない場合に、視界がまぶしく感じるなどの症状を起こすことがあります。
コンタクトレンズを使用する際には、適切なコンタクトレンズを、使用期間や装用時間を守り、正しく洗浄を行いましょう。
ネットや量販店で安易に購入できるコンタクトレンズには十分な注意が必要です。

湿度の不足

室内の湿度が低いことで、目が乾きやすくなり、まぶしさを過敏に感じるようになることがあります。
加湿器などを用いて室内の湿度を適切に管理し、エアコンの風が目に直接当たらないようにしましょう。
特にコンタクトレンズを装用していると、目が乾きやすくなります。

パソコン・スマートフォン・タブレットの長時間使用

パソコンやスマートフォン、タブレット端末などの画面を長時間見ていると、無意識にまばたきが減ることがあり、目が乾燥しやすくなります。
長時間画面を見ていることにより、眼精疲労やVDT症候群(IT眼症、テクノストレス眼症)になると心身の不調などの全身症状があらわれることがあるため注意しましょう。
こまめに休憩をとり、目を休ませ、目の周囲を温めるなどして目の周辺の血流を改善しましょう。
また、画面の位置や角度、照明の映り込み、空調設備、目と画面の距離や高さなどの環境を改善することで症状が改善することが期待できます。

睡眠と休息

睡眠や休息が不十分だと、まぶしさを感じやすくなる傾向があるため、ストレスを軽減するためにも睡眠や休息は十分に取りましょう。
また、まぶしさを感じやすくなる原因が生活習慣によるものでも、自身で対処を行って改善されない場合には、早めに眼科を受診しましょう。